昨々品々

サクッと読めます

2022-09-04

北海道からインターネットの友達がやって来た。恋人と友人と妹を連れて。

妹には初めて会った。16歳らしい。私は嘘ばっかり言った。妹は優しく、よく笑ってくれて、私は昔から夢だった「なにしてるか分からないけど面白い歳上」に3時間だけなることができた。どう思われても構わないな。そんなことより、好きなこと言って、好きに動いていたい。「こんなことしたらイタいかな?」って言ってるのを聞いて、「自分が勝手に好きなことして、イタいなんて言わせないですよ」と思った。ちゃんと言えてたか分からないから、いま伝えたいと思った。友達の恋人はパソコンの仕事をしてるらしい。妹の高校生活の話を聞いて、「社会にも変なやつ沢山いるけど、金を貰ってることで許せるようになる」と話していた。妹は「そうなんすね〜」と言っていた。別に許せないっすよ、許す必要ないっすよ。思いながら白ぶどうサイダーをちびちびやった。妹は「東京は情報が多くて疲れませんか?」と聞く。私は「いや、そうかな。慣れかな」と言った。ああ、こんな湿気深い夜には、炭酸入ったレモンのやつをだよ。銭湯帰りのお前と一杯引っ掛けたいのだよ。サイゼリヤでピザを4枚頼んで5人で分けて食べた。明日はどこに行くの?と聞いたら、横浜に行くらしい。昨日はすみだ水族館だって。楽しめるといいな。私はバイトの面接だ。帰って写真撮って、履歴書を書く。君が今日初めて会った、何してるか分からないお姉ちゃんの友達は、バイトバイトの毎日で、死にそうになりながら、わたし何者なんだよとかぐちゃぐちゃ言いながら、何だかよく分からないデカいものにしがみついてて。それで、明日も明後日もそうなんだよ。
あの人も、あの人も、何してるか分からなかったけど、あの人も、あの人も、大変だったんだな。

好きに動きすぎて後ち自分の首を締めることも多々ある。多々あるな、そんなこと、、