昨々品々

サクッと読めます

2022-06-25

選挙のために帰ると、兄が家に来た。
晩御飯を共に食べ、たくさん喋ると3時間もなく帰っていった。

今の生活状況、金銭的不安、心身の話をした。
兄の言葉で印象的だったのは「今の繰り返しの先には明るい未来はない」「負けたと思ってるでしょう、でも違うよ」「いざとなったら扶養に入りな」だ。兄... なんか、すごく兄だなあと思った。兄の「分かる」は、本当に分かったんだなと思える「分かる」だ。兄と私は、きっと似ている。全然似てないけど似ている。母は「2人とも同じ方向性の頑固さ」だと話す。そうか? そうか...
私たち兄妹は「兄妹じゃなかったら絶対に話しかけてない。苦手なタイプだから」で一致している。一致してるのに不一致。

母の作る料理は美味い。
湯船はいつまでもあたたかく、ベッドはふかふか、エアコンもくさくない。日当たりが良い。大きな声で歌ってもいい。ギターもピアノもある。空が広い。木がいっぱい生えてる。玄関がかっこいい。風がよく通る。いい家だな。

人生のビバークだ。