強要されて言うようなことではないな〜と思って発言していなかったが、自分が読み返した時に考えることもあるだろうから、残しておきたいと思う。
戦争が始まった。
らしい。
というのも、戦争が始まったと言っている人をTLで見て、テレビで煙が上がる街、泣いている子どもの映像をテレビでみただけだから。
今、世界は感染症で大変だ。それに加えて経済や環境問題、人権、スポーツと政治、問題が山積み。また、芸能界に興味のある人が大小スクープを持ってくる。とにかくいろんなニュースに溢れてる。そんななかで、戦争があまりにもシームレスだった。
教科書に載っていた戦争と違う。
もっと大掛かりに準備されて、もっといろんな場所で賛成と反対の人が戦ってて、新聞がそればっかりになって、とにかく、もっともっと区切られていると思っていた。
インターネットがなかったら、自分しかいない場所に住んでたら、どうしていただろう。当時渦中にいた人も気が付かなかったんだろうか。
私は、これを戦争だと言ってもらえなかったら、遠くの国が大変なことになってるんだ、としか思ってなかったと思う。今だって丸々理由を知ってるわけじゃない。現状をすべて知ってるわけじゃない。
これが戦争なんだ。そうか。そうなんですね。そうなんだな。へえ、これがね。そうですか。と気持ちを進めている状態。
戦争は嫌だ。自分がなにもできないから更に嫌だ。一回落ち着こう。
まずは、私が手を尽くせる人間である自分をどうにかする。できることでできるだけをやる。できることをやっていれば、きっと、できることが重なる他者が現れて、その人と一緒にできることをやっていけば、また他者が現れる。できることは増えていく。やっていこう。
渋谷でデモがあったらしい。
友人も参加したらしい。
感染症は終わっていない。
友人のことは好きだ。
戦争は始まった。
感染症は終わっていない。
分けて考えなきゃいけないことが増えていく。私は分けて考えられないのに。
私はさけるチーズを想像する。
私を縦に割いて、分けて考えられない私を引き離す。割かれた方の私を、割かれてない私が食べる。咀嚼して飲み込んだら、体内で新しい私になる。
これで大丈夫、誰のことも、何も、気にならない、流れに乗っていける、人間に、なれる。
